脳出血の後遺症は回復するのか?発症後“早期のリハビリ”が鍵
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脳出血の後遺症、しびれや麻痺、言語障害といった後遺症は回復するのか?発症後“早期のリハビリ”が鍵
脳出血を発症した人のなかには、しびれや麻痺、言語障害といった後遺症が残るケースがあります。
脳出血の後遺症が残ってしまった場合、一日でも早く元の状態に回復したいと誰もが願うと思いますが「どれくらいで回復するの?」「リハビリすれば必ず回復するの?」といった疑問や不安を持っている人も少なくないでしょう。
今回は、脳出血の後遺症の回復について紹介します。
脳出血の後遺症での回復具合(程度、期間)は個人差が大きい
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これらは症状程度によって個人差があり、人によって大きく異なります。
後遺症の回復の度合いは、後遺症の種類や重症度、リハビリの質や量、全身の状態などいろいろな要素が絡んできます。そのため、短期間で回復するケースもあれば、回復するまでに期間がかかるケースもあります。
また、長期間リハビリに励んでも、思うように回復しないこともあります。回復のために一番大切なことは、脳出血を発症してからリハビリを始めるまでの期間が短いほうがリハビリの効果が期待できるため、できるだけ早めにリハビリを開始することです。
脳出血の後遺症【回復には脳の可塑性(かそせい)が関わっている】
脳出血の後遺症が回復するかどうかに大きく関わっているのが、脳の可塑性です。
脳出血で損傷し、死んでしまった細胞は自然に元に戻ることができません。しかし、脳には別の細胞が死んでしまっても、その細胞の代わりをおこなおうとしたり、失われた神経細胞の経路とは別の経路を作ろうとしたりする働きをもっています。この働きを、「脳の可塑性」と言います。
そして、脳の可塑性を利用し、脳の神経細胞を刺激することで、脳出血の後遺症の回復を期待することができます。
脳出血の後遺症に対するリハビリの目的:状態の回復と残った機能の訓練!
脳出血の後遺症のリハビリは、元の状態へ回復させるのが目標ではありますが、リハビリさえすれば絶対に回復するわけではありません。
そのため、脳出血の後遺症のリハビリは回復を目指すためだけでなく、回復しなかった場合に備えて、残っている能力の訓練をおこなうことも大切です。
例えば、半身麻痺で歩けない状態からリハビリをする場合は、歩く訓練だけをするのではなく、車いすを使う訓練もおこないます。車いすの訓練もおこなっておけば、回復するまでの期間の生活の負担を減らすことができますし、仮に回復しなかった場合にも役に立ちます。
まとめ・脳出血の後遺症、しびれや麻痺、言語障害といった後遺症は回復するのか?発症後、早期のリハビリが鍵
脳出血の後遺症の「回復」について紹介しました。
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脳出血の後遺症は発症してから半年くらいまでが改善の度合いが大きく、その後は改善の度合いが停滞するケースが多いです。そして、脳出血の後遺症が回復するまでにかかる期間や、どのくらい回復できるかなどには、個人差があります。ただ、一般的に脳出血の後遺症は、発症後の早期にリハビリに取り組むことが効果的と言われています。
最後にご紹介するのは「再生医療」という先端医療についてです。
この「再生医療」とは、機能を失った細胞を復活させ、脳機能の後遺症を改善させる効果を期待することができる最先端の治療法です。脳出血の後遺症で悩んでいるなら回復を促すためにも、再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。
ただ、再生医療は一般的な病院やクリニックなどでは受けることができません。当院は再生医療専門クリニックですので安心してご相談いただけます。ご質問、ご相談等につきましては、ご遠慮なくお問い合わせください。
再生医療は、脳出血の新たな治療法としてリハビリと合わせて行えば早期の回復を目指せます
監修:リペアセルクリニック大阪院