脂肪組織由来幹細胞の分譲契約を締結し研究用途での提供を開始

2019.11.30

再生医療ニュース解説

医薬・医療・創薬の支援事業を世界展開する住商ファーマインターナショナル株式会社(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:中村 健一、以下「SPI」)と再生医療関連事業を展開するセルソース株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⻑ CEO:裙本 理人、以下「セルソース」)は、セルソースが培養・加工する、ヒト脂肪組織由来間葉系幹細胞(以下「脂肪由来幹細胞」)の分譲に関する契約を締結しました。SPI は、セルソースから分譲された脂肪由来幹細胞を、まず、研究用途として国内外の大学等の研究機関や企業等に対し順次提供開始します。

 

【経緯】
近年、脂肪、臍帯や骨髄、歯髄等の組織から採取される間葉系幹細胞を利用した医療が注目され、世界中で研究が行われています。本邦では再生医療として、関連法規のもと安全かつ迅速な実用化が推進されており、特に患者自身の脂肪由来幹細胞を用いた再生医療については整形外科や形成外科を中心に臨床応用が広がっています。
セルソースは、再生医療に用いるための脂肪由来幹細胞の培養・加工を医療機関さまより受託しており、その脂肪由来幹細胞の一部を、患者さまの同意を得て研究用途にご提供いただいております。この度は、その脂肪由来幹細胞が国内外の研究開発に活用されることで医学の発展に貢献することを目指し、生物資源流通に強みを持つ SPI との提携に至りました。
また SPI は、セルソースとの提携により供給資源を拡充させ、各国の研究機関、企業等との密接なネットワークを生かした更なる事業の加速を目指して参ります。

以上

 

【住商ファーマインターナショナル株式会社】
住友商事株式会社の 100%子会社で、住友商事グループの中核事業会社として、グローバルベ ースのネットワークを駆使し、創薬に関する研究機器や世界最大の研究用遺伝子・細胞バンクである米国 ATCC 等の生物資源の提供、国内外ベンチャー、製薬企業などの有望な医薬品(候補化合物)・基盤技術等のライセンス・共同研究の斡旋・仲介サービスの提供に始まり、医薬品原料・中間体・副資材の供給まで、医薬・医療・創薬分野において一貫した質の高い商品・サービスを提供しています。

◯本社所在地:東京都千代⽥区一ツ橋一丁目 2 番 2 号 住友商事竹橋ビル 12 階
◯代表者:代表取締役社⻑ 中村 健一
◯設立:1949 年 11 月 21 日
◯ホームページ:https://www.summitpharma.co.jp/japanese/

 

【セルソース株式会社】
再生医療の産業化推進を目的とし、再生医療を提供する医療機関さまへの法規対応サポートと、脂肪由来幹細胞等の加工受託を行う再生医療関連事業を展開しています。再生医療等安全性確保法にもとづく特定細胞加工物製造許可施設(施設番号:FA3160006)にて約 6,500 件(2019年 7 月末時点)もの細胞等加工を受託しており、豊富な実績をもとに医療機関さまに安心してご利用いただけるサービスの提供と、研究・技術開発に努めています。

◯本社所在地:東京都渋谷区渋谷 1-19-5 渋谷美竹ビル 2F
◯代表者:代表取締役社⻑ CEO 裙本 理人(つまもと まさと)
◯上場市場:東京証券取引所マザーズ(証券コード 4880)
◯設立:2015 年 11 月 30 日
◯ホームページ:https://www.cellsource.co.jp

提供:PR TIMES